バストのお悩みの中でも、とくに多いのが「垂れ」の問題です。
歳を重ねるとともにバストが下がってしまうのは仕方のないですが、できればいつまでも若々しいバストでいたいですよね。
一度垂れてしまったバストは、残念ながら完全に元通りにはできません。
バストが垂れてしまう前に、しっかりと予防しておくのが大切です!
本記事を読めば・・・
などの疑問を解決できるはず!
バストの垂れでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
どうしてバストが垂れるの?
バストの垂れはナイトブラで防止できます!
ですが……そもそも、なぜバストは垂れてしまうのでしょうか?
まずは、バストが垂れるおもな原因を知っておきましょう。
クーパー靭帯が衰えた
バストを支えている「クーパー靱帯」は、加齢とともに伸びやすくなります。
そして、一度伸びてしまったクーパー靱帯は元には戻りません。
クーパー靱帯が衰えるとバストを支える力が弱くなって、垂れたり流れたりしやすくなってしまいます。
日常生活で受ける重力や揺れなども、クーパー靱帯を傷つける原因のひとつです。
とくに、バストが大きい人は重みで伸びやすいので要注意です。
筋肉が衰えた
バストを支える土台となっている大胸筋や小胸筋の衰えも、バストが下垂する原因です。
年齢を重ねることで様々な筋肉が衰えていきますが、胸周りの筋肉も同様に衰えてバストを支える力が弱まります。
バストを支える筋力が弱くなることで、全体的にバストの位置が下がり、重さを支えられずに垂れてしまうのです。
ノーブラで生活している
ノーブラで過ごす時間が長い人も、バストが垂れやすくなるリスクがあり注意が必要です。
そもそもブラジャーはバストを支えることが役割であり、ストラップや付属のカップなどでバストの重みを受け止めてキープしています。
ノーブラではブラジャーのように支えてくれるものがないので、重みで下がりっぱなしになってバストが垂れてしまうのです。
出産と授乳が原因
ほかに、バストの垂れの原因として挙げられるのが、出産や授乳です。
妊娠初期から臨月までの間に、バストサイズは平均2カップ大きくなるといわれています。
さらに、産後の授乳期には赤ちゃんが母乳を吸うたびに張ったりしぼんだりを繰り返し、バストには大きな負担がかかっているのです。
そうして授乳期が終わるころには、役目を終えたバストがしぼんで垂れてしまう人も少なくありません。
激しい運動が原因
バストの垂れの原因で意外と盲点なのが、激しい運動による揺れです。
激しい運動でバストが揺れると、クーパー靭帯が傷ついて伸びてしまいます。
先述の通り、クーパー靭帯が伸びてしまうとバストを支える力がなくなり、垂れ乳の原因に。
とくに、マラソンのように上下に揺さぶられる動作が続く運動は、バストの重みがそのまま負荷になってしまうので注意が必要です。
バストの垂れを防ぐ6つの方法を教えます!
大人のバストの悩みでいちばん多い「垂れ」を防ぐためには、日頃からバストケアをしっかりおこなうのが大切です。
バストが垂れた後で「しっかりケアしておけばよかった!」と後悔しないためにも、早めのケアを心掛けましょう。
では、バストの垂れを防ぐ6つの方法を解説します。
しっかりとしたブラを着用する
バストの垂れを防ぐためには、まずは日中のバストをきちんと支えてくれるブラを着用するようにしましょう。
数あるブラの中でも、バストの垂れ防止に効果的なのはワイヤー入りや、しっかりしたカップが入ったタイプです。
ワイヤーやカップはバストを定位置に固定する機能があり、重力に負けて垂れてしまうのを防いでくれる効果が期待できます。
とくに、バストにボリュームがある人は、大きなバストを支えるワイヤーが必須です。
どうしてもワイヤーが苦手という人は、しっかり目のカップが入ったブラを選ぶようにすると良いでしょう。
バストサイズに合ったブラを着用する
バストの垂れ防止だけに限らず、ブラを選ぶときに気を付けたいのが「バストサイズに合っているかどうか」ということです。
サイズが合っていないブラでは、ブラの持つ本来の効果が得られません。
それどころか、サイズが合わないブラを着用し続けることで、かえってバストを傷めてしまうなんて場合も。
大きすぎるブラでは、カップが浮いてしまってホールド力が得られませんし、逆に小さすぎるブラはバストを押さえつけて型くずれを招いてしまいます。
必ず自分のバストにしっかりと合ったサイズのブラを選ぶようにしましょう。
運動時はスポーツブラを着用する
軽いウォーキングからハードなトレーニングまで、運動にもさまざまな種類がありますが、運動するときにはしっかりスポーツブラを着用しましょう。
「スポーツブラはホールド力に不安がある」という理由で敬遠しがちなスポーツブラですが、その名の通り運動時のバストを考えているブラです。
通常のブラのような締め付け感をなくし、運動による揺れを抑えたり通気性を重視したりと、快適に運動しやすいように設計されています。
揺れはクーパー靭帯を傷める原因のひとつでもあるので、垂れを防ぐには運動時のスポーツブラ着用がオススメです。
普段からバストを筋トレで鍛える
バストの垂れを予防するためには、普段から筋トレなどでバストを支える筋肉を鍛えておくのも必要です。
とくに、大胸筋を鍛えると、垂れてしまった後のバストを整える効果が期待できます。
では、バストの垂れに効果的な筋トレ方法を具体的に紹介していきましょう。
腕立て伏せ
大胸筋を鍛えるための筋トレとして、最もポピュラーなのが「腕立て伏せ」です。
腕立て伏せは特別な器具も必要なく、ご家庭で簡単にできます。
筋力が弱くて通常の腕立て伏せができないなら、膝をつくと負荷が軽減されますよ。
膝をついた腕立て伏せもキツいという人には、壁に手をつく「ウォールプッシュアップ」がおすすめ。
足を置く位置で負荷を調整でき、壁から近ければ負荷は少なく、遠くなるほど負荷が強くなります。
筋トレは負荷が大きいと筋肉が肥大してしまうので、引き締め効果を狙う場合は少ない負荷で回数を増やすのが効果的です。
チェストサンド
バストアップの筋トレとしてよく知られているのが、「チェストサンド」です。
器具を使用せず、手軽におこなえます。
トレーニングの手順は、以下の通りです。
- 両肘を外に張り、胸の前で両手のひらを合わせて合掌のポーズをする。
- 合わせた両手を内側に向かって押し合う。
- 押していた両手の力を緩める。
たったこれだけで、胸筋がぐっと引き締まってきます。
両手で押し合うときに、しっかりと胸筋に力が入るように意識するのがコツです。
チェストサンドはどこでも簡単にできるので、学校やオフィスなどでもおこなえますよ。
入浴後にナイトケアする
入浴後に顔や体のケアをするように、バストもケアをすると垂れ予防に効果的です。
軽いストレッチやマッサージでリンパの滞りを改善すれば、バストのハリがアップしますよ。
リンパを流すストレッチ
バストのリンパの元になる、脇の下のリンパ腺を刺激するストレッチです。
次の手順に沿っておこないましょう。
- 両手を頭の上で組む。
- 左に倒した状態で3秒キープ。
- 右に倒した状態で3秒キープ。
- 左右i入れ替えながら、合計10セット行う。
脇の下がしっかり伸びていることを意識してくださいね!
バストのマッサージ
入浴後やストレッチの後にマッサージをおこなうと、リンパの流れが良くなり老廃物が排出されやすい状態になります。
次の手順に沿ってマッサージしましょう。
- 片方の手のひらを反対側のバストの上にあて(右手なら左胸、左手なら右胸)、バストの内側→下→脇の下の順に円を描きながら、さするように30秒ほどマッサージします。
- 反対側も同様に30秒ほどマッサージします。
- 次に、片方ずつバストの中心に向かって、下から上に両手で交互に30秒ほどさすり上げます。
- 反対側も同様に30秒ほどさすり上げます。
- 最後に、両手のひらをくぼませて、交互にバストを持ち上げるように下から上に向かって片方ずつやさしく叩きます。
なお、力をかけ過ぎずに、表面をなでるような優しいタッチでおこなってください。
就寝時はナイトブラを着用する
バストの垂れを防ぐには、就寝時のケアも重要です。
寝ている間にバストケアができるナイトブラは、就寝時の垂れ予防にオススメ。
立っている状態でかかる重力からバストを守る昼間のブラに対して、横になった状態でバストにかかる横向きの力にも効果を発揮してくれます。
さらに、ナイトブラにはバストのお肉を中央に寄せ集めてキープし、横流れを防止してくれる機能も。
また、寝返りをうってもぴったりとバストにフィットし、ズレによる型くずれを防いでくれます。
垂れを防いで綺麗なバストラインを保ちたいなら、ナイトブラを着用してバストケアをはじめましょう。
ナイトブラで垂れを防止するメリット・デメリットを知っておこう
寝ている間のバストを支えてくれるナイトブラなら、バストの垂れ予防にも力を発揮してくれます。
では、垂れ乳予防としてのナイトブラのメリットとデメリットについて解説していきましょう。
メリット
バストの垂れ予防としてのナイトブラには、次のようなメリットがあります。
- バストを包み込んでキープする
- 寄せ上げ効果で下からしっかり支える
- 年を取っても理想のスタイルをキープしやすい
- バストの傷みを防いでハリを保つ
ナイトブラは、寄せ上げ効果の高いパッドや立体構造などで、バスト全体をしっかりと包み込んでキープしてくれます。
早い時期からナイトブラでケアすることで、年を取っても理想のバストスタイルをキープ。
クーパー靭帯の傷みを防いで、ハリのあるバストを保ちます。
デメリット
ナイトブラのデメリットには次のようなものがあります。
- 締め付け感が気になる
- 慣れないと着用しづらい
- 可愛いデザインが少ない
これまでノーブラで過ごしていた人は、ナイトブラの締め付けが気になるという人もいるかもしれません。
ナイトブラは下から履くタイプも多く、慣れないと着用しづらい場合も。
とくにナイトブラ初心者の方にとっては、自分に合ったブラを選ぶのが難しいと感じる人も多いようです。
また、ナイトブラは機能性にこだわった商品が多く、デザインも通常のブラに比べてバリエーションがあまり多くないのもデメリットのひとつです。
ナイトブラは垂れた後でも効果ある?
バストの垂れ予防に効果が高いナイトブラですが、バストが垂れた後に着用しはじめても効果があるのでしょうか。
冒頭でお伝えしたとおり、残念ながら一度垂れてしまったバストは完全に元通りにはなりません。
バストを支えているクーパー靭帯は、傷ついて伸びてしまうと元には戻せないからです。
垂れてしまったバストを完全に元に戻すことはできないものの、ナイトブラの着用すで下垂するスピードを抑えるのは可能。
垂れてしまったバストでもナイトブラでバストケアをしっかりおこなえば、何もしない場合と比べて下垂の進行が緩やかになります。
バストの垂れが気になりだしたら、なるべく早い段階でナイトブラを着用しましょう。
垂れ防止に適したナイトブラの選び方!4つのポイントをチェックしよう
ナイトブラには種類がたくさんあるので、選ぶのが難しいという人も多いのではないでしょうか。
垂れ防止に適したナイトブラの選び方をご紹介していきますので、ぜひナイトブラ選びの参考にしてみてください。
ホールド力をチェック
寝ている間にバストが横に流れてしまうのも、垂れ乳になる大きな原因のひとつです。
しっかりとバスト全体を包み込んで、横流れを予防してくれるナイトブラを選びましょう。
バストの横流れを防ぐには、脇高設計やサイドボーン入りなど、脇にお肉が流れないつくりになっているナイトブラを選ぶのがオススメです。
パッドをチェック
バストを理想の位置にキープするには、パッドの構造も大きなポイントです。
ナイトブラのパッドはメーカーや商品によってさまざま。
独自の凹凸パッドや特殊構造などによって、バストを支えたり寄せ上げたりする効果に違いがあります。
ナイトブラを選ぶ際には、パッドの有無や特徴をしっかりチェックして、理想のバストスタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。
サイズをチェック
ナイトブラ選びで肝心なのが、サイズ選びです。
どんなに機能性が高いブラでも、サイズが合っていないと効果を充分に得られません。
ナイトブラは通常のブラと違って、S・M・Lといった洋服のようなサイズ展開になっているものがほとんどです。
購入の際にはサイズ表をしっかりとチェックして、自分にぴったりのサイズを選びましょう。
着け心地をチェック
ナイトブラは寝ている間に着けるものなのであり、着け心地の良さも重要なポイントです。
とくに、ナイトブラ初心者の方は、圧迫感なくストレスフリーな着け心地のタイプを選ぶと良いでしょう。
着用感を自分で調整したいという人には、ホック付きのタイプがおすすめです。
後ろホックが苦手な人も、フロントホックやサイドホックのナイトブラなら、着けた後からホールド感を調節できます。
ナイトブラでバストの垂れを予防しよう!
バストが垂れる原因には、加齢によるクーパー靱帯や筋力の衰えにくわえて、ノーブラや激しい運動など日常生活にも要因があります。
とくに、無防備になりがちな就寝中は、横流れや胸のつぶれなどでバストが垂れてしまうリスクが多くなる点に注意が必要。
そんな、寝ている間の無防備なバストを重力や揺れから守ってくれるのがナイトブラです。
サポート力やホールド力の高いナイトブラを着用すれば、バストの垂れを防止する効果が期待できます。
日頃からナイトブラでバストをケアして、いつまでも若々しいバストをキープしてくださいね。